牛のゲップから出るメタンは、経済的な価値に変えることもできます。
海藻から作る飼料で牛のメタン排出を削減して、その効果を「カーボンクレジット」として数値化することが可能です。
これは、大企業が排出した二酸化炭素の一部を相殺(オフセット)するために購入できる環境価値です。
つまり、畜産農家さんが環境に貢献すれば、その分が収益につながるという仕組みです。
海藻を育てる漁師さんも、牛を育てる農家さんも、地球環境を守りながら経済的に潤う新しい循環が生まれるのです。
私たちは、この仕組みを活用し、牛のメタン削減で得られたクレジットの一部を農家さんや漁師さんに還元する活動を進めています。
「環境のための行動」が「持続可能な産業」へとつながる。海藻とカーボンクレジットが、その橋渡しを担っています。